2月17日(日)に津幡町の親の会「ホットミルク」さん主宰の
【フリースクールってどんなとこ?】
に伺わさせていただきました。
どんな話があったかというと
まずは金沢で2校のフリースクールを運営されているリュフトの佐々木校長が不登校の現状をお話してくださいました。
《昨年の不登校児童数》
*全国 約14万人(毎年1万人増え続けている)
*石川県 約1400人(前年より約120人増えている)
こどもの数は減ってきているのに、不登校の数は増え続けているという現状でした。
そして、
《その不登校の
こども達はどこで過ごしているか》
*教育支援センター(適応教室)へ行っている
こども
約2万人
*その他(民間のフリースクール・自宅等)
約12万人
教育委員会が運営している教育支援センターにはたった2万人とは❗驚きでした……
なぜこのような状況なのか……
という話から、【教育機会確保法】の話になりました。
《教育機会確保法 第13条では》
休養の必要性
(休むことが必要な児童生徒は休んでもいい)
とはっきりと認められています。
しかしまだまだ、いまの社会は「学校へ行くのが当たり前。」という価値観を持っている人がたくさんいて
教育支援センターの目的も「学校復帰」のみだということから、14万人のうち、2万人しか行けないということでした。
そして、この教育機会確保法では第3条-5では
国・地方公共団体・フリースクールや親の会等の民間の
団体その他の関係者がお互いに協力して連携していくこと
とうたわれているのに、
「学校へ戻す」ことを目的とする学校と
「場所はどこであれ、児童生徒が自ら学ぶタイミングになったら学ばせる」という民間団体が
対立してるような状況がどうなのか?と……
民間団体と行政が連携している例として
大阪の池田市にある公設民営のスマイルファクトリーのお話もありました。
それからパネルトークが始まり、フリースクールのお話になりました。
*登校日
平日の10時~16時
*フリースクールでのこどもの様子
本来の自分らしさを取り戻すこと、先生が教えるというより、友達や仲間がいることで学ぶ
(IRORI)
こども達が何をしたいのかみつける(リスタ)
*学校との違い
「学校復帰」が前提ではない
エネルギーをためる場所
次へ進めるための場所
*学校とフリースクールが共通化するべきこと
主軸はこども!
こどもが主人公!
今までの学校のあり方だったり、教育のプロとしての教育委員会のプライドとか、関係なく、
現に学校に行けないこどもの立場になって、考えることを共通化できたらいい。
学校とフリースクールは全く別物で共に良いところがあるから、学校復帰のみの選択ではなくて、
こどもを主軸にして考えるといろんな選択があってもいいのではないか…
というお話になりました。
まだまだ、書き足らないことがありますが、長文になってしまったのでこの辺で終わります。