登校拒否・不登校を考える全国ネットワークの全国大会へ行ってきました。

2019.8.23~24日

 

登校拒否・不登校考える全国ネットワーク

夏の全国大会in東京に行ってきました。

 

23日は世話人合宿。

24日は全国大会の1日目でした。

全国大会は、24 25日の2日間でしたが、私は私用で1日のみの参加となりました。

 

世話人合宿では、全国の親の会の方々とお会いでき、情報交換がたくさんできました。

一部紹介させていただくと、

長野県では「不登校対策会議」が行われていたり、親の会がネットワークを組んでいたり、若者支援を県政政策対話県民文化部や県教育委員会が取り組んでいたり、大分県では住んでいるところから、30分圏内に「不登校の親の会」があったり、東京都北区では、子ども食堂が28団体あり、そこで学習指導もしているので、不登校児童生徒の居場所になっていたり、

2020年春には、不登校特例校の小学校ができる予定があったり、石川県ではまだまだ未知の世界がたくさんあることを聴けました。

 

 

 

全国大会1日目では、登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク 代表の奥地圭子さんが会が始められた時からの30年を振り返り、不登校の歴史をお話しされました。

 

【70~80年代】

 

 ・学校嫌いという休む理由が生まれる。

 ・不登校は子の性格のせい

 ・親の育て方の問題

 

と取られ、不登校を治すものというのが、一般的な考え方だったようだ。

だから、子供の意思は完全無視して、戸塚ヨットスクールのような施設に入れられていたそうだ。

その他、不登校の子供を精神疾患患者と捉え、薬漬けにして入院させていたケースもあったようだ。

 

現在は、そんな時代に比べると、全然マシで、さらに、教育機会確保法により、不登校児生徒が、生きやすい時代になりつつあるんだなぁと実感しました。

 

 

奥地さんの講演の後は、

子どもシンポジウムがあり、不登校の子どもの権利宣言10周年企画あれから10年、不登校の子どもの権利宣言

~不登校を経験した私たちが見た不登校の歴史と今~」のテーマでありました。

10年間、不登校の子どもの権利宣言をこの全国大会で発表した子どもが大人になり、どんな想いで、どんな風に権利宣言を作成したかをお話と映像で発表してくれました。

この映像をみて、涙が出てしまったくらい濃い内容のものでした。

 

子どもシンポジウム後は、親のシンポジウムがあり、自分の子供が不登校になった時の気持ちなどをお話してくれました