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不登校の悩み「一人じゃない」

以下は、中日新聞のWEB版に掲載されたものです。

 

経験者の山本さん 参加呼びかけ

 

   学校に行きたがらない子を持つ保護者の交流会「Fleurir(フルリール)」が25日、七尾市満仁町の飲食店「田舎のカフェ いろり庵(あん)」で初めて開かれる。息子の不登校に長く悩んでいた同市矢田町の山本秀美さん(47)が企画。「精神的に追いつめられる母親に1人じゃないと知ってほしい」と願いを込める。

 

 父母や祖父母など立場を問わず、それぞれが抱える悩みや不安を自由に語ってもらう。山本さんは「住所や名前も明かさなくていい。まず見に来てほしい」と優しく呼び掛ける。13時から16時までで途中参加も可能だ。

 

 

 山本さんは中学1年から6年間不登校だった息子がいる。当初は嫌がる子に対し、強引に服を着せ車まで引きずって登校させた。「なんでこんなことに。私の育て方が悪かったんだ」と思い詰め、子を責めたこともあった。スクールカウンセラー、児童相談所に相談したが解決策は見つからず、黙って見守ることを徹底した。

 

 

 

 現在は回復傾向にあるが、七尾市には親が悩みを話せる場がないことを知った。気持ちを共有すれば、同じ悩みを持つ親も楽になれるはずと考え会を発足した。

 

 

 

 今後も月末に同じカフェで交流会を開く予定。「専門家ではないけど経験は語れる。苦しむ親が逃げ込める灯台のような存在になりたい」と決意を語った。

 

不登校でお悩みの方へのアドバイス みんなの家庭教師   http://www.minnanokateikyoushi.com/